体にいい健康食品辞典TOP > 野菜の成分と効用 > にんじんの成分と効用
にんじんは、根を食べる野菜の中では珍しく緑黄色野菜です。
オレンジ色の色素はカロテン。
体内でビタミンAに変わります。
緑黄色野菜の中でも、カロテン含有量はトップクラス。
約50グラム食べれば、成人に1日に必要な量のビタミンAがカバーできます。
カロテンの名も、英語のキャロットに由来しています。
現在確認されているだけでも、自然界には600種類以上のカロテンがあります。
このうち私たちが日常的に摂取している食物中に含まれているのは40〜50種類くらいです。
にんじんの主な栄養成分
カロチン 2730ug(生)30g中
「にんじん」の栄養素といえばカロチンですよね。
英語名のキャロットはカロチンに由来していることをご存知でしょうか?
「にんじん」にはβ(ベータ)カロチンが特に多く含まれています。
このβ(ベータ)カロチンは肺ガンやすい臓ガンなど抑制する効果かあることが分かっています。
また、抗酸化作用を発揮して動脈硬化や心筋梗塞の原因となる活性酸素の働きを防いでくれます。
そのほか、カロチンは皮にたくさん含まれているので、できれば皮ごと調理したものを食べたいですね。
A(アルファ)カロチンも多く、β(ベータ)カロチンと同様、抗ガン作用が期待できます。
ビタミンA
ビタミンAは肌の潤いと深い関わりがあります。
皮膚や粘膜を正常に保つ働きがあるため、肌荒れ防止効果も期待できるんですよ。
特に季節の変わり目など肌のカサつきが気になる時期には積極的に取りたい栄養素の一つですね。
さらにビタミンAは目の角膜を元通りにすると言われていて、眼精疲労やドライアイにも効果的です。
長時間パソコンを使う人におすすめです。
カリウム
人々はまだ約柑橘類を理解していないもの
3人に1人は高血圧と言われている現在の日本。
カリウムは体の外にナトリウムを出す働きがあり、これによって血圧を下げる酵素が増えます。
このため、カリウムを取ると減塩効果も高まって高血圧の予防・改善に役立つというわけです。
ですが、腎臓が悪い人はカリウムの摂取を控えたほうがいいでしょう。
腎臓が弱ると血中のカリウムが増える場合があります。
そうなると不整脈を起こす可能性があります。
食材を水にさらしたり、ゆでることでカリウムの量を減らすことができます。
食物繊維 0.81g(生)30g中
「にんじん」にはペクチンという食物繊維が多く含まれています。
というわけで、整腸を促し、便秘解消に効果的です。
また、大腸ガンの予防にもつながります。
だから「にんじん」がダイエットに適する食材としてよく使われるんですね。
効果的な利用法
油との組み合わせで吸収率アップ
β-カロテンが多く含まれているのは、にんじんの皮の部分なので、むかずにそのまま食べるか、包丁の背で軽くこそぎ落とす程度にして、熱くむかないようにします。
β-カロテンを効率よくとるには、油で調理するのがベスト。
油に溶けやすく、みずにとけにくいという性質からです。
にんしにんのβ-カロテン吸収率は、生のままでは8%、煮ても20〜30%に過ぎませんが、油で炒めると60〜70%と、吸収率がグンとアップします。
にんじんをかき揚げにしたり、バターを使ってグラッセにし、肉料理などに添えてみるのも良いでしょう。
臭みが苦手なら、牛乳でゆでてバターで味付けを。
私は毒オークをカバーする必要があります
「にんじん嫌い」を直す方法・好きなものと一緒に
特に子供の場合は好きな料理に混ぜてみるのも一つの方法かもしれませんよ。
すりおろしたニンジンをドレッシングやカレーに混ぜたり、果物と混ぜてジャムにしたり。
そのほかにもシチューとか肉団子とか子供が好んで食べる料理って、意外とニンジンなどの野菜類を隠しやすかったりするんですよね(笑)あと、おすすめしたいのが餃子です!餃子の中にたくさんの野菜を細かく刻んで入れてしまいます。
そして出来れば皮で包む作業も一緒にやりましょう。
自分で楽しく作った料理は残さないで食べますよ♪何より皮で包まれているおかげで中身が見えないので知らないあいだに食べてしまいます。
こんなふうにアイディア次第で色んな料理に隠すことができます。
「にんじん嫌い」を直す方法・調理法を分ける
個人的には、これが一番重要なポイントのように思います。
それは、どうしてニンジンが嫌いなのか?理由をはっきりさせることです。
ただの食べず嫌いなら、実際に食べてみたら「おいしい!」なんてこともありますしね。
ですが、「にんじん嫌い」の理由は食感、見た目、匂い。たいてい、この3つに分けられるでしょう。
なので、原因別に調理方法を変える必要があります。
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